ごあいさつ

【顔写真】代表取締役社長 塚野 英博

NTTイノベーティブデバイス株式会社は、8月1日をもって既存デバイス事業会社NTTエレクトロニクスと統合し、光電融合デバイスの設計開発、製造、販売等の機能をフルスコープで備える専業メーカーとして歩み始めました。

ミッションは、IOWN構想の基幹インフラを構築するための戦略デバイスを担い、NTTグループが掲げる電力削減による社会貢献の追求にあります。

NTTエレクトロ二クスは、従来お客様にDSP・光送受信デバイス等の中長距離光伝送向け中核部品を提供し、通信キャリアを中心とする中長距離通信領域を主な最終顧客市場として事業に取組んで参りました。

新会社は、従来の中長距離光伝送領域に於いても、より一層の大容量・長距離光伝送の実現に向けて進化を続けて参るとともに、中長期的には大容量伝送を追求しつつ、低消費電力近距離光伝送商品の開発加速によって、新たな市場と考えるコンピューティング領域に商品展開を図っていきたいと考えています。

中期的には、光電融合デバイスを筐体のエッジからボードのエッジへの実装を目指し、データセンター内のクラスター、サーバー・ストレージ間等の大容量・近距離光伝送領域に取組みます。

長期的には、光電融合デバイスの圧倒的な小型・薄型化によってチップレット化を図り、システムボードのエッジからボード上の半導体パッケージのエッジへの実装導入を進め、更には半導体パッケージ内のシリコンダイのエッジへの実装導入によって、チップレットがより多くのxPU等ロジックLSIのパッケージ内に内蔵される市場創出を目指して参ります。

光電融合デバイスが超小型・薄型チップレット化するということは、構造的にモジュールから半導体に近くなることであり、より広範なコンピューティング領域に光電融合チップレットの導入を目指していくために、量産技術の確立による物量供給力とコストダウンを進めていきたいと思います。

将来構想は、様々な領域で光チップレットの導入が進み、2050年には95億人と推定される世界中の人々が、低消費電力・低遅延・大伝送容量等の光の力の恩恵を享受できるようになることです。

当社は、豊かな社会を実現していく一方で、爆発的な増大を続けるデータと演算処理ニーズを支えるために増大し続ける電力消費を、光の力で抑制・削減し、IOWN構想が実社会全体で具現化され、カーボンニュートラルに寄与していきたいと考えております。 NTTエレクトロ二クス社時代のお付き合いにも増して、皆様のご指導とご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長
塚野 英博

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