コーデック多段接続時のカラーフォーマット4:2:2と4:2:0の画質の違い

スポーツなどのイベント会場から生中継を行う場合、カメラで撮影された映像が視聴者に届けられるまでの間に、下の図1のようにコーデックの多段接続(複数回のエンコード/デコード処理)が行われるのが一般的です。

なるべく画質を損ねずに視聴者に映像を届けるためには、コーデックの多段接続を行っても画質の劣化が少ないことが重要になります。


図1:中継映像が視聴者に届けられるまでの流れの例

AVC/H.264 HighプロファイルとHigh4:2:2プロファイルでのコーデック多段接続時の画質を比較

4:2:2に非対応のAVC/H.264 Highプロファイルと、4:2:2に対応したHigh4:2:2プロファイルとで、コーデック多段接続時における画質の比較について見ていきます。

下の画像1のⒶ、Ⓑ、Ⓒの三つの部分で、4:2:2と4:2:0の1~3回のエンコード/デコード処理時の画質を比較します。

画像1: 画質を比較する三つの部分

A、B、Cの部分で画質を比較します。画像全体の解像度は1920×1080です。

エンコード/デコード処理を複数回繰り返したときの4:2:2と4:2:0の画質の変化の度合いを比較してください。

原画像 (ピクセル等倍)

画像1のAの部分の画質比較 : 原画像

原画像 (上の画像の一部を2倍に拡大)

AVC/H.264 High4:2:2プロファイルに対応
多段接続時でも画質の劣化を抑えることが可能なHV9100シリーズ

映像伝送の際に使われることの多いAVC/H.264 Highプロファイル(4:2:2には非対応)と比較して、2倍の色情報を持つことが可能なAVC/H.264 High4:2:2プロファイル(4:2:2に対応)に対応するHDTV/SDTV エンコーダ/デコーダ HV9100シリーズは、多段接続時でも画質の劣化を抑えて映像を伝送できます。


AVC/H.264対応 HDTV/SDTV エンコーダ/デコーダ HV9100シリーズ

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