2014 FIFAワールドカップの多言語による国際中継で使用。音声16ch/8PESに対応するNTTエレクトロニクスの映像エンコーダ「HVE9230」をアルデアソリューションズが採用
2014年8月26日

NTTエレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:萩本 和男、本社:神奈川県横浜市、以下 NTTエレクトロニクス)の映像エンコーダの新製品「HVE9230」が、国際的な映像伝送サービスを提供するアルデアソリューションズ(CEO:Lionel Bentolila、本社:カナダ モントリオール、以下アルデア)に、2014年6月12日から7月13日にかけてブラジルで開催された2014 FIFAワールドカップの国際中継で採用されました。試合の高画質な映像はHVE9230によって符号化され、アルデアが提供する国際的な映像伝送網を経由して北米、南米、欧州、アフリカの視聴者へ届けられました。

アルデアのCEOであるLionel Bentolilaは次のように述べています。「NTTエレクトロニクスの映像エンコーダの画質と信頼性の高さを評価し、映像を世界中に伝送する我々のサービスで採用しました。NTTエレクトロニクスの映像エンコーダを採用したことは、我々の顧客である放送事業者様たちからも好評です。
我々は顧客の期待に応え、2014 FIFAワールドカップの試合の興奮を伝送しました。アルデアでは、2010 FIFAワールドカップからNTTエレクトロニクスの映像エンコーダを使い始め、今後も国際的なスポーツイベントの映像伝送で活用していきます」

NTTエレクトロニクス デジタル映像・システム事業本部 本部長である笠原 久嗣は次のように述べています。「高画質、低遅延、高信頼性が求められる2014 FIFAワールドカップの映像伝送で、国際的なスポーツイベントの映像伝送をリードするアルデアに我々の映像コーデックが採用されたことを喜ばしく思います。
約1カ月にわたる2014 FIFAワールドカップの映像伝送が成功裏に終わったことは、音声16ch/8PESに対応するAVC/H.264 エンコーダの新製品“HVE9230”が多言語での国際放送に適していることを示しています」

なお、北米・中米・南米の合計7社で、2014 FIFAワールドカップの映像伝送でHVE9230が採用されました。

AVC/H.264対応 HDTV/SDTV エンコーダ 「HVE9230」について

写真「HVE9230」

高画質・高機能・高安定性に加えて、各種補助データの伝送対応や高効率モードによる画質向上など、さまざまな運用に適用できるように改良されたAVC/H.264エンコーダです。伝送用途では、高画質での素材伝送はもとより、1フレーム超低遅延での伝送が可能です。日本語字幕やClosed Caption送出にも対応しているため、IPTVやCATVにおけるAVC/H.264配信にもご使用いただけます。HVE9230は海外で運用される音声16ch/8PESにも対応しており、Stereo×8ペア、(5.1+Stereo)×2の伝送が可能です。


アルデアソリューションズについて

アルデアソリューションズは、テレビとメディア産業のためのサービスおよびソリューションのリーディングプロバイダーです。カナダのモントリオールで設立されたアルデアは、光ファイバ網と衛星通信を活用してエンドツーエンドの世界的な伝送サービスを提供します。史上初となる、北米・中米・南米をカバーする放送サービス向けの完全に自動化された光ファイバ網を運営し、北米・中米・南米の主要な都市や欧州から利用できます。フルタイムでの利用でも一時的な利用でも、コンテンツマネジメントやHDエンコードほか各種制作ツール、イベントの中継映像の伝送を提供します。アルデアのサービスは、世界中の主要な放送事業者、メディア事業者によって、スポーツイベントやニュース、テレビプログラムを伝送するのに使われています。

詳細はアルデアソリューションズのウェブサイトをご参照ください。

<本件に関するお問い合わせ先>

NTTエレクトロニクス株式会社
営業本部 映像・システム営業ユニットシステム営業部
海外部門 吉田大助

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