「Inter BEE 2007」出展報告
2007年12月11日

NTTエレクトロニクス株式会社は2007年11月20日から22日の3日間、幕張メッセ国際展示場で開催された国際放送機器展「Inter BEE 2007」に出展いたしました。同展示会は放送機器、デジタル放送技術に関する日本最大規模の総合見本市です。世界中で広がる放送のデジタル化の波や、放送と通信の連携・融合によって生まれる新しいサービスが高い関心を集め、26カ国・地域から754社が出展し、Inter BEE史上最高の35,637人が来場しました。NTTエレクトロニクスブースでは大画面ディスプレイを使用してのデモンストレーションおよび新製品・技術紹介を行ないました。会期中は多数のご来場をいただき、誠にありがとうございました。

世界初ハイ4:2:2プロファイル対応
低遅延・超高画質AVC/H.264 HDTV/SDTVリアルタイムエンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」

HV9100シリーズ展示の様子

HV9100シリーズ展示その1:FPUユニットとの連係で、現場からの高画質映像伝送を実現

HV9100シリーズは、放送・プロ向けに開発されたH.264リアルタイムコーデックLSIを搭載し、放送素材伝送に適したハイ4:2:2プロファイルに対応したエンコーダ/デコーダです。

今回は実際の活用事例紹介として、FPUユニットを協賛メーカー様からお借りして、共同展示を行いました。HV9100シリーズとFPUユニットを活用することで、現場からリアルタイムに高画質映像を伝送することができます。

HV9100シリーズ展示の様子

HV9100シリーズ展示その2:多彩な用途と低ビットレートでの高画質伝送をアピール

こちらのコーナーでは、共聴システムの変調器、復調器(16QAM)と25GHz無線伝送システムを協賛メーカー様からお借りして、共聴システムやCATVなど多様な環境でHV9100を活用いただけることを紹介しました。

また、6~15Mbpsの範囲でビットレートを変え、画質の違いを確認していただきました。6Mbpsという低レートでも高画質な伝送が可能なことで、IPTVやCATVなど限られた帯域でのサービスへの活用に大きな期待が寄せられました。

「HVT9100」トランスコード前後での画質比較展示の様子

MPEG-2 to AVC/H.264 HDTV リアルタイム トランスコーダ 「HVT9100」トランスコード前後での画質比較展示

MPEG-2 to AVC/H.264 HDTVリアルタイムトランスコーダHVT9100による、トランスコード前のMPEG-2フォーマットと、トランスコード後のH.264フォーマットの画質比較展示を行いました。トランスコードによる画質劣化が非常に少ないことが一目で分かる展示で、たくさんのお客様に注目していただきました。

「SU1000」双方向TV会議システムの実演デモ展示の様子

IP超小型MPEG-2 コーデック「SU1000」双方向TV会議システムの実演デモ展示

幕張の展示会場とNTTエレクトロニクス横浜事業所の会議室をBフレッツ回線でつなぎ、TV会議システムの実演デモを行いました。NTT-AT社製のエコーキャンセラ「Real Talk ST」と当社双方向IP対応MPEG-2コーデックSU1000の連係による、臨場感あふれるTV会議を体験できる展示を行い、多くのお客様に興味を持っていただきました。

HD対応の番組やチャンネル数の増加が進む中、MPEG-2より一層高効率な圧縮技術であるAVC/H.264コーデックの需要が高まってきています。今回のシステム展示だけに留まることなく、放送、IPTV、CATVなどの世界に新しいソリューション提案を可能にする、NTTエレクトロニクスのコーデック技術にご期待ください。

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