CCTVが2010年バンクーバー冬季五輪のHD中継用コーデックにNTTエレクトロニクス製フルHD H.264エンコーダ/デコーダを採用 -NAB2010にてデモンストレーションを実施-
2010年6月4日

NTTエレクトロニクス株式会社(以下NTTエレクトロニクス、本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:吉村 寛)のAVC/H.264 HDTV/SDTV対応エンコーダ/デコーダ「HV9100シリーズ」が、中国の国営テレビ局であるCCTV(China Central Television)に、2010年2月に開催されたバンクーバー冬季五輪のHDTV中継用コーデックとして採用されました。

CCTVが中国全土へ放送したバンクーバー五輪の映像は、IBC(国際放送センター)に設置されたHVE9100(エンコーダ)で圧縮、光ファイバーケーブルで北京のCCTVに伝送され、HVD9100(デコーダ)で伸張されました。

CCTVは次のようにコメントしています。「NTTエレクトロニクスのコーデック製品は、2008年の北京五輪において多くの放送局に採用され、その画質が高く評価されました。その実績を受け、今回CCTVではバンクーバー冬季五輪の中継において、NTTエレクトロニクスのHV9100シリーズを採用いたしました。HV9100シリーズは高画質と低遅延を両立しており、バンクーバーで繰り広げられる選手たちの熱戦を、会場の熱気そのままにお届けすることができました。CCTVでは、今後もさまざまな国際大会の中継にHV9100シリーズを使用していく予定です」

NTTエレクトロニクスの営業本部長である岸本登美夫は次のようにコメントしています。「中国では、2008年北京五輪を機に地上デジタル放送が本格化し、2009年からはCCTVに加え、約10局の地方局がHDTV放送を開始しました。中国においても、国際的なスポーツ中継がHDTV放送のコンテンツとして人気があります。2008年北京五輪や2009年MLB(米国メジャーリーグベースボール)などで実績を積み重ねた当社のコーデックは、高画質なスポーツ中継を求める視聴者のニーズに応えます。当社は、中国をはじめとするさまざまな地域のHDTV放送の高画質化を今後も牽引していきます」

HV9100シリーズ

HV9100シリーズ(エンコーダ:HVE9100、デコーダ:HVD9100)は、HDTV(1080i、720p)およびSDTV(480i、576i)に対応しております。またオプションとして、最大16chのPCM音声入出力の対応および、IPインタフェースなども搭載可能です。 HV9100シリーズは、2008年1月の発売より、多くの放送局から高い関心が寄せられ、素材伝送用、局間伝送用コーデックとして日本国内をはじめ、北米、欧州、豪州、アジア、ブラジルにおいても多数ご利用いただいております。

製品写真「HV9100シリーズ」
AVC/H.264対応 HDTV/SDTV エンコーダ/デコーダ HV9100シリーズ

CCTV(China Central Television

CCTVは中国の国営テレビ局です。1958年に放送を開始し、チャンネル数は19。2008年1月から地上デジタルで無料のHDチャンネルをスタートし、2009年9月からは総合チャンネルにおいてHDと標準画質の双方での提供を開始しています。 CCTVに関する詳細は、http://www.cctv.com/をご覧ください。

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