情報カメラの映像伝送に最適なIPエンコーダ/デコーダを発売
低ビットレートでも高画質・低遅延なHD映像伝送を実現
2012年11月13日

NTTエレクトロニクス株式会社(以下NTTエレクトロニクス)は、AVC/H.264 IPエンコーダ/デコーダ「MV5000シリーズ」を2013年1月より発売します。MV5000シリーズは自社製の高画質ワンチップLSIを搭載し、多様化するIP回線でHD映像を高画質かつ低遅延で伝送できます。

防災や防犯、天気、道路、観光用の監視/情報カメラの普及が世界的に進み、HD解像度に対応するカメラの採用も増えています。しかし、カメラが撮影した段階では高画質な映像も、映像を伝送する段階で画質が大幅に落ちてしまったり、遅延が大きかったり、大容量の回線が必要で費用が膨らむ場合が見られます。NTTエレクトロニクスのビデオエンコーダ/デコーダは、夏季/冬季五輪やFIFAワールドカップなど世界的イベントの国際中継やニュース中継、番組伝送など、放送業界の幅広い用途で多数の実績があります。その経験と技術を生かしたMV5000シリーズは、低ビットレートでも高画質かつ低遅延なHD映像伝送を実現し、監視/情報カメラで撮影した映像を効率よく活用できます。

MV5000シリーズは標準版のほかにアナログ版、ASI版を用意し、幅広い映像・音声入出力に対応するとともに、どのモデルもIPストリーム(ユニキャスト/マルチキャスト)を2本同時出力することができるため、さまざまなネットワークでの運用に柔軟に対応できます。

来る2012年11月14日から16日にかけて千葉市・幕張メッセで開催される国内最大の放送機器展「Inter BEE 2012」にMV5000シリーズを出展します。MV5000シリーズに関して、画質や遅延をご確認いただける展示や、放送局/CATV向けの活用例の展示、マルチデバイス向け映像配信での活用例の展示を行います。NTTエレクトロニクスブースの場所はホール6 ブース番号6401です。ぜひご来場ください。

MV5000シリーズの特徴

  • NEL製高画質ワンチップLSIを搭載
    • 放送素材伝送で培われた高画質技術を集約
  • 低遅延化を実現*3
  • 多様なインタフェースに対応
    • 映像入出力: HD/SD-SDI、HDMI※4、アナログコンポジット※1
    • 音声入出力: SDI embedded Audio、HDMI embedded Audio※4、アナログ※1
    • ストリーム入出力:IP(100Base-TX※4/1000Base-T)、DVB-ASI※2
  • 通信機能の強化
    • IPストリーム(ユニキャスト/マルチキャスト)を2本同時出力可能
    • IPv4、IPv6※4、FEC、ARQ※4に対応し、IP回線でも高品質な映像伝送が可能
  • 監視ソリューションに対応
    • カメラやセンサーなどの遠隔機器制御に対応するRS-232Cパススルー機能を搭載※4
    • アカウント管理、スーパーインポーズ機能搭載
  • コンパクト1Uハーフサイズ

※1 アナログ版
※2 ASI版
※3 ソフトウェアオプション
※4 ソフトウェアアップグレードで順次提供予定

製品写真「MV5000シリーズ」
AVC/H.264 IPエンコーダ/デコーダ「MV5000シリーズ」

販売価格

オープン価格

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