NTTエレクトロニクスの4K映像伝送コーデックがWOWOW初の4K生中継に採用
2014年12月15日

NTTエレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:萩本 和男、本社:神奈川県横浜市、以下 NTTエレクトロニクス)は、株式会社WOWOW(代表取締役社長:和崎 信哉、本社:港区赤坂、以下 WOWOW)が主催する2014年11月22日(土)に開催された「TOUCH!WOWOW2014」における4Kライブ中継についての映像伝送に協力しました。

NTTエレクトロニクスの4K映像伝送コーデック「XVE9310」および「HVD9130」がボクシングの「ダブル世界タイトルマッチ」(横浜)の映像をWOWOW放送センター(辰巳)へリアルタイムに伝送し、WOWOW放送センターで解説用のVTRなど加えられた映像が4Kパブリックビューイング会場である秋葉原ベルサールへ配信されました。

今回の映像中継について企画されたWOWOW制作技術部回線担当石村様のコメント。「事前にAVC/H.264からHEVC/H.265まで複数のコーデックを評価した結果、画質、安定性、MPEG2時代からの実績を考慮し、XVE9310/HVD9130を選定いたしました。3GSDI×4本の同期に細心の注意を払いましたが、XVE9310/HVD9130には4KモードやSDISYNCといった他のコーデックには無い4K伝送固有の機能が備わっているため、入力位相さえ揃っていれば問題ないという安心感がありました」

NTTエレクトロニクスでは、今後も高画質、低遅延の映像伝送を可能にしていくために2K、4K、8Kに向けたコーデックを提供していきます。

【XVE9310】AVC/H.264 フルHD 2ch同期伝送/3D伝送エンコーダ

製品写真「XVE9310」

XVE9300の高画質・高機能・高安定性に加えて、各種補助データの伝送対応や高効率モードによる画質向上など、さまざまな運用に適用できるよう機能追加や改良を加えたAVC/H.264エンコーダです。

3D伝送や2ch伝送が可能で、2chのそれぞれにおいて補助データの伝送を行えます。また、MUXを内蔵しており、2台をカスケード接続することにより、4K映像を伝送できます。

【HVD9130】10bit 4:2:2 AVC/H.264 and MPEG-2 デコーダ

製品写真「HVD9130」

NTTエレクトロニクスのハイエンドエンコーダとの組み合わせで超低遅延における圧縮音声伝送が可能です。 4K伝送においては、外部同期無しで完全同期した映像出力が実現できます。

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